血液内科について
Cardiac Rehabilitation
血液内科とは
当クリニックの血液内科は、血液の中の3つの血球成分(赤血球、白血球、血小板)に発生する、
血液は私たちのからだに無くてならないものです。血液の中にある血球成分は、
それぞれの主な働きは、
- 赤血球 : 全身に酸素を運ぶ
- 白血球 : ウイルスや異物と戦う免疫担当
- 血小板 : 出血時に血液を固めて傷を塞ぎ出血を防ぐ
となり、どれも適度な数、大きさでバランスがとれているのが健康な状態です。
このバランスに異常がある場合、からだに何かしら異変が起きている可能性があります。
赤血球系疾患 | 貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血)、多血症(真性多血症、二次性赤血球増加)など |
白血球系疾患(血液腫瘍) | 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、成人T細胞白血病など |
血小板・凝固因子異常 | 血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病)、血友病 本態性血小板血症など |
健康診断の結果や日常生活で気になる事や不安な事、お悩みなどがあれば、お気軽にご相談ください。
当クリニックでは、血液内科専門医が専門的な検査から治療のご相談まで、患者さまに寄り添った診療を行います。
まえだクリニックの
血液内科の特徴
貧血の症状のある方、健診で白血球、赤血球、血小板の異常を指摘された方、リンパ節が腫れている方、微熱が続いたり、寝汗、盗汗、体重減少のある方 は当クリニックで精密検査ができます。発熱患者様にも対応します
新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザウイルス感染症を対象として発熱患者様専用のブースを用意しております。どちらも約20分で診断がつきます。セカンドオピニオン外来
セカンドオピニオン外来では、当クリニック以外におかかりの患者様を対象に、診断内容や治療方針に関して意見および治療方針を提供いたします。お気軽に声をかけてください。
こんな症状があれば、血液系疾患かもしれません
- 健康診断で血液の異常値を指摘された
- リンパ節が腫れている
- 寝汗、盗汗、体重減少がある
- 肩こりがひどくなった
- 朝、起きるのがつらい
- 食欲がおきない
- 風邪を引きやすくなった
- 関節が痛い
- 原因不明の発熱・微熱が続いている
- 少しの出血でもなかなか血が止まらない
- あざや内出血ができやすい
- 動悸が治まらない
- 頭痛がする
- 耳鳴り、めまい、ふらつき感がある
- 呼吸が苦しい感じがする
- 指の爪が上向きに反り返ってきた
- 全身の倦怠感がある
- 顔色が悪くなった
赤血球系疾患

赤血球とは、細胞成分の約96%を占める血球成分です。体内では1秒間に約100~200万個つくられ、1日に2000億個の赤血球がつくられています。その赤血球がつくられる仕組みに異常が起こった場合、例えば血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなると「貧血」に、逆に赤血球が多すぎると「多血症」になります。この為、体内では赤血球を適切な数に調整する事がとても大切です。
白血球系疾患(血液腫瘍)

白血球は免疫を担当する細胞群です。病原体など、体に侵入してくる異物を取り込んで消化する特徴があり、白血球数の増加があると、体のどこかに病原体が侵入しているのではないか、炎症が起きているのではないかという推測ができます。白血球は1種類の細胞のみではなく、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球等、いろいろな分画の細胞が含まれていますので、白血球の増減を評価する場合は、その分画に分けて考える必要があります。
血小板の異常

血小板とは、血液中の血液細胞の1種類であり、赤血球、白血球と並ぶ重要な血液細胞です。血小板が持つ主な働きは
正常状態の血中では、
血小板数が多すぎる場合、血小板が過剰に作られることによる血小板増多症、骨髄繊維症、慢性骨髄性白血病、鉄欠乏性貧血、あるいは血小板の異常になる血小板無力症などが疑われます。
逆に、血小板数が少な過ぎる場合は、血小板を作る量が減ることによる再生不良性貧血や急性白血病、肝硬変、血小板の消費が増えることによる特発性血小板減少性紫斑病、膠原病などが疑われます。